総務省が4日、「070」で始まる電話番号を携帯電話にも使えるようにする省令改正案を公表しました。
詳しいことは、総務省の報道資料にお任せしますが、「080」でも違和感があるのに、今度は「070」番です。
なんでも、今年の3月には、910万本の電話番号が残っていたようですが、7月には残り350万本までに減ってしまい、枯渇目前なんだとか・・・
ということは、3月から7月までの4ヶ月の間で、560万本が消化されたわけで月間140万本がなくなっているわけですから、9月の今頃だと、残り150万本ぐらいの計算です。
まっ、4月の新学期や新入社などによって、多くの本数が減ったとは思うので、残り150万本ということはないでしょうが、しかし、深刻な問題です。
でも、こんなに電話番号って、なくなりますかね?
そもそも「090」の番号だって、その後ろの0000-9999までの8桁の数字だけでも、1億本あるんですよ。(総務省によると日本の人口は1億2618万人(平成23年10月1日現在)となっており、年々減少の一途とたどっています。)
これに「080」の1億本を足すと、現在では既に2億本の電話番号が存在しているはずなのです。
ん~なぜに、そんなに足りなくなるんでしょうかね?
足りなくなる理由
先ほどの数字だけの計算であれば、番号に余裕があることはわかるのですが、現実は、色々とあるようです。
まず、大きくは総務省からは電話番号を割り当てられているけれども、現在まだ利用されていない電話番号。
つまり、これは、各キャリアが抱えている在庫と言うやつですね。
お店にいけば、たくさんの新規申込みを行なっている人を見かけますが、このときにいちいち総務省に掛け合っていては、時間もかかるし、手続きが増えてしまい不便です。
なので、各携帯会社は、未開通の電話番号をストックしておき、契約をスムーズにとり行っているのです。
また、もうひとつには、解約された番号を再度利用するために、その番号をある一定期間、眠らせているからなんです。
なぜこんなこをするのかというと、解約されたばかりの電話番号を新規で使ってしまった場合、その番号を以前使っていた人宛に電話がかかってくるからなんです。
新規で申し込んだ電話番号で、まだ誰にも教えていないのに、電話がかかってきたらびっくりするでしょ?
大抵の場合、解約された電話番号は、約半年ほど使われずに寝かされるのですが、中には3ヶ月ほどで利用されることもあるんだとか
まぁ、そんなわけで、「070」番も増やそうって考えなんでしょうが、そもそも今、PHSが[070]を使っていますね。
携帯電話なのに「ピッチじゃん!」なんて馬鹿にされそうですが、仕方ありませんね。
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